サトシがビットコインのアラートキーをギャビン・アンドレセンに引き渡し(2011-04-26)
サトシ・ナカモトの最後の既知のメール。ビットコインネットワークのアラートキーをギャビン・アンドレセンに移譲し、自分を「謎の影の人物」として描くのをやめるよう求め、他のことに移ったと宣言した。
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サトシ・ナカモトの最後の既知のメール。ビットコインネットワークのアラートキーをギャビン・アンドレセンに移譲し、自分を「謎の影の人物」として描くのをやめるよう求め、他のことに移ったと宣言した。
ギャビン・アンドレセンがサトシの最後のメールに返信し、アラートキーを受け入れるとともに、米国情報機関にビットコインをプレゼンするよう招待されたと明かす。サトシは返信しなかった。
サトシ・ナカモト ↔ ギャビン・アンドレセン, マイク・ハーン
サトシの最後の既知のメール:2011年4月23日ハーンへ「ギャビンたちに任せれば安心」、4月26日アンドレセンへアラートキーを移譲し「おそらく連絡が取れなくなる」と書く。
マイク・ハーンとサトシ・ナカモトのメールのやり取り。サトシは「他のことに取り組むことにした」と述べ、「ギャビンたちに任せれば、安心だ」と語った。
サトシ・ナカモト ↔ ギャビン・アンドレセン, マルッティ・マルミ
マルミアーカイブ最後のサトシ既知メール(2011年2月22日)。実体はギャビンへの返信。本文は二人称でギャビンに語りかけ、マルッティは三人称で言及する形でパスワード移譲を依頼。
サトシ・ナカモトがギャビン・アンドレセンにソースコード管理権を与え、ビットコインプロジェクトのリーダーとして承認。アンドレセンはBitcointalkフォーラムで移行を公式発表。
マルミの質問に、サトシは「彼は信頼できる、責任感があり、プロフェッショナル」と述べてギャビン・アンドレセンを推薦。12月12日のSVN譲渡へつながる早期シグナル。
サトシ・ナカモト ↔ ギャビン・アンドレセン, ベンジャミン・ウォレス
2010年9月、サトシがアンドレセンに「他のプロジェクトに取り組んでいる」と通知。第一線から退く意思を示した最も早いシグナル。数か月後にコードとアラートキーを譲渡。
サトシがビットコインの匿名性の主張を控えめにするようマルミに警告し、匿名性と仮名性を区別した。プライバシーへの期待に関する先見性のある警告だった。
ギャビン・アンドレセンが2010年5月にビットコインを発見、サトシ・ナカモトとの交流を始めコード貢献を開始。BTCを配布して普及を促すビットコイン・フォーセットを作成した。
サトシが自動起動とタスクトレイ最小化はネットワーク成長のための「必須機能」であると強調し、初期のファイル共有ネットワークの戦略と比較した。この機能はビットコイン0.2でマルミにより実装された。
マルミがビットコインと法定通貨の交換サービスの設立を提案し、価格算定式と収益メカニズムを詳述した。これは最初期のビットコイン取引所の一つと、歴史的な初のBTC-USD取引につながった。
サトシがIP 70.113.114.209に接続中と報告し、ボームが接続できなければ発信接続に問題ありと指摘。同IPは後にテキサス州オースティンのダスティン・トランメルのものと推定された。
ボームの接続問題に対するサトシの率直な回答。他にノードを実行する人がいないかもしれないと認めた。IPアドレスが変わったかを尋ね、新ユーザーが接続できるよう、サーバーをオンラインに保つよう勧めた。
ボームがサトシに、再起動しても丸一日以上ビットコインが接続を確立できなくなったと報告した。7月15日以前は3〜5ノードの接続を維持できていた。
サトシがビットコインを表現するため「暗号通貨(cryptocurrency)」という言葉の使用を提案し、サイトから投資に関する表現を削除するようマルミに求めた。ブランディング史の重要な瞬間。
サトシがボームに新しいルーターでポート8333を転送するよう助言した。オンライン上のノードのどれも外部接続を受け付けられない場合、ネットワークが機能しなくなることを説明した。
引退した英国の事務弁護士であり初期のビットコインユーザーであるニコラス・ボームが、新しいルーターを設置した後、ビットコインクライアントがネットワークに接続できなくなったとサトシに報告した。
サトシがマルミのFAQ草案をレビューし、ビットコインを投資として位置づけることに警告した。「そのように売り込むことはできない」と述べた。ビットコインのポジショニングに関する歴史的に重要な姿勢。
サトシがビットコインのエネルギー消費に関する懸念に対処し、従来の銀行システムよりもはるかに少ないと主張しつつ、経済的自由と環境保全の間の緊張関係を認めた。
マルミがビットコインのウェブサイトとFAQの開発に同意し、パスワード保護された秘密鍵を提案し、ビットコインノードを24時間365日稼働させていることを報告した。
ビットコインへの協力を申し出たマルッティ・マルミへのサトシの最初の返信。サトシはビットコインに対するマルミの理解を称賛し、ウェブサイトのコンテンツとFAQの執筆への協力を求めた。
サトシがハル・フィニーのボットネット指摘に応答し、偽メールボックスがスパマーのPOWトークンを回収する「リバース・スパミング」案を提示。e-goldの「ダスティング」問題にも言及。
トランメルが誤ラベルは自分のミスと認め、「Received with」を「Received payment to」に変更する提案を行い、複数受信アドレスに最も近い例としてPayPalを挙げた。
サトシがデフォルトラベルは「Your Address」と説明し、誤ラベルは紛らわしいUIに起因すると示唆。支払者ごとに受信アドレスを作る概念には現実世界の類似がないUX課題を認める。
トランメルが、混乱の原因の「Satoshi」ラベルが自身の受信アドレスに付けられていたと気づき、自宅に複数アドレスありと確認。設定した覚えがないため「Satoshi」がデフォルトかと尋ねた。
サトシが「Satoshi」ラベルはトランメル自身のアドレス帳由来であることを説明。トランザクションは送信者ではなく受信アドレスを示すと解説、支払者ごとに異なるアドレスを推奨。
トランメルが自身の2つのビットコインインスタンス間で送った100BTCについて混乱を報告。トランザクションに「Satoshi」ラベルが現れ、サトシの送金かブロック生成由来かと疑問に思った。
サトシがウォレット保存場所(%appdata%\Bitcoin)を明かし、トランザクショナルDB(DBM)でクラッシュや停電に安全と説明、次回リリースのソケットクリーンアップ追加も確認。
サトシがトランメルとの会話をbitcoin-listと暗号学メーリングリストにCC。「万が一流行った時のために、少し手に入れておくのも悪くない」という有名な一節を含む公開版。
トランメルが職場と自宅のIPは固定と確認、公開CCに同意、bitcoin-list参加を表明。ハル・フィニーの投稿後に投資目的でマイニング開始と明かし、マイクロペイメント普及の課題を議論。
トランメルがビットコインアドレスはIP送金より安全と主張(複数チャネルで検証可能)。データ喪失への懸念、アドレス公開トグル、終了時ソケットクローズの問題を提起。
サトシがトランメルの中間者攻撃分析に応答。攻撃を2タイプ(通信経路上、インターネット上の任意の者)に分類、IP送金の脆弱性を認め、IPとアドレス併用案を提示、ウォレット暗号化に言及。
サトシが動的IPについて議論し、bitcoin-listと暗号学メーリングリストへのCC許可を求め、送信課金型メールやマイクロペイメントなどビットコインのユースケースを構想する。
トランメルがビットコインのIP送金機能の詳細なセキュリティ分析を実施。ARPポイズニングやISPレベル傍受などの中間者攻撃の脆弱性を特定し、常にビットコインアドレス利用を推奨。
トランメルがサトシに送金用IPアドレスを伝え、proof-hashesグループは投稿自由と説明し、ビットコインに価値を認めさせる難しさを指摘し、マイニングをルーレットに例えた。
サトシがv0.1.3でバグが修正されたことをトランメルに伝え、IP送金機能を使ってコインを送ることを申し出た。知られている最も初期のビットコインの直接送金の一つ。
トランメルは、最も強力なノードがビットコインの大半を生成することを何が防ぐのかを質問した。これはマイニングの中央集権化に関する最も初期の問題提起の一つである。
v0.1.0からv0.1.3アップグレード時の2問題: 旧プロセス未終了、生成4コイン全てが「Generated (not accepted)」。通信バグによる孤児ブロックか、と報告。
トランメルがサトシに自身が運営するproof-hashes Googleグループを紹介、クレジット欄表示にフィードバック、v0.1.1実行中でアップグレード予定、新機能テスト協力を申し出。
サトシがダスティン・トランメルに返信し、コインの成熟システムを説明するとともに、ソフトウェアを安定させたバージョン0.1.3へのアップグレードを推奨している。
サトシがフィニーに対し、自分のいる場所からは外部からの接続を受け付けられないことを明かした。ビットコインネットワーク最初期における運用上の制約が示されている。
ダスティン・トランメルがビットコインのアルファ版を実行した後にサトシへ送った最初のメール。使用報告、公開タイムスタンプサービス言及、コイン成熟(0.00クレジット表示)について質問。
Bitcoin v0.1リリース週(2009年1月8〜12日)のサトシ運用環境を2一次資料から読む: 1月12日のフィニー宛「from where I am」、同週の活動密度。
暗号学メーリングリストでの公開告知の数時間後、サトシが個人的にハル・フィニーへv0.1リリースを通知。SourceForgeのリンクとbitcoin.orgのリリースノートを案内。
リリース前のコードレビュー期間中にハル・フィニーがサトシへ送った非公開メール。「どのくらいの規模になると想定しているんだい?数十ノード?数千?数百万?」と根本的な質問を投げた。