
翌日のフォローアップで、サトシはデバッグ情報を提供した。
サトシ・ナカモト昨日から 70.113.114.209 に接続している。
彼は、ボームがこの IP に接続できていないのであれば、問題はボーム側にあり、発信接続もできない状態であると指摘した。
IP アドレス 70.113.114.209 は、後に研究者によって(Decashed の分析で文書化)、テキサス州ラウンドロック/オースティン地域に拠点を置いていたダスティン・トランメルのものである可能性が高いと特定された。これは、トランメルがこの時期に最も安定して稼働していた初期のビットコインノード運用者の一人であったという知見と一致している。トランメル自身も後年、この時期のネットワークの様子を振り返っている。2021年のインタビューで、最初の接続後に他のノードが一つしか見えなかったことから、自分がネットワーク上で 2番目のノードだったかもしれないと語った。詳細はトランメル本人による 2021年の証言を参照。
このやり取りは、2009年7月のビットコインネットワークの運用状況のスナップショットである。サトシ自身のノードは、たった一つのピアにしか接続していなかった。ネットワーク全体に残っていた数台のアクティブなノードの一つだった。