ドージコイン:白書なし、上限なし、10 年生き残った通貨設計
ホワイトペーパーを持たず、供給に上限もないドージコインの合意形成・統治・分配の仕組みを、ビットコインを基準に読み解く。
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17 エントリー
ホワイトペーパーを持たず、供給に上限もないドージコインの合意形成・統治・分配の仕組みを、ビットコインを基準に読み解く。
2013 年末の白書が退けた上限つき供給、2021 年の EIP-1559 バーン、2022 年のマージから、イーサリアムの通貨設計をビットコインの固定供給と読み合わせる。
Bytecoin の 82% 事前採掘から分岐し、リング署名とステルスアドレスで台帳を秘匿し、上限ではなく恒久的な末尾発行を選んだモネロの通貨設計を、ビットコインを基準に読み解く。
リレーチェーンで多数のパラチェーンを束ねる設計、指名式プルーフ・オブ・ステーク、そして保有者投票が年 10% の発行目標を覆した経緯を読む通貨設計。
CENTRE が四つの設計から法定通貨担保を選んだ USDC の仕組みと、準備資産の変遷、シリコンバレー銀行への 33 億ドル滞留、CENTRE 解散という三つの試練を追う。
ホワイトペーパーのタイトル『電子キャッシュ』は決済の仕組み。第 6 節の金は発行のたとえだ。サトシは増やせない発行+現金という一つの設計を書いた。その希少性ゆえ後年デジタルゴールドへ寄った経緯を読む。
アダム・バックが b-money に 7 つの貨幣設計上の論点を挙げ、鋳造機構として Hashcash を提案する返信:「価値を創造するには CPU 時間を燃やす」。
ハイエク 1976 年競合通貨論、 1995 年エクストロピアン架空通貨『Hayeks』、 2009 年ビットコインの非国家的発行を、一本の思想史的系譜として読み、直接影響の主張は慎重に区別する。
ビットコインがデジタルゴールドと呼ばれる根拠を、システム層と人・組織層の二層非中央集権、および 6 つの構造的特徴の組み合わせとして読む。
ビットコインの 2,100 万枚上限が幾何級数の半減から導かれる仕組み、ブロック報酬が新規発行分から手数料へ移行する過程、インセンティブモデルが正直なマイニングを維持する構造を解説する。
ビットコインは 2100 万枚で固定、 b-money は自動調整供給、法定通貨は中銀裁量。サイファーパンクの議論、ウェイ・ダイの後悔、仮想通貨 15 年の変種。
ゼップ・ハスルベルガーが、ビットコインの総供給量を決める算式は何かと問い、採用が進むに従って総量を調整できる仕組みが必要だと主張する。
サトシが手数料のみの時代について設計上前提としていたこと、そしてプルーフ・オブ・ワークの安全性を手数料だけで維持できるかをめぐる論争を、設計と一次資料の範囲で整理する。
アダム・バックがサイファーパンクリストで Hashcash を公開。スパム対策のプルーフ・オブ・ワーク方式で、デジタルキャッシュ議論の中に位置づけられた。
アダム・バックが b-money 提案に対し 7 つの貨幣設計上の論点を指摘し、Hashcash を鋳造機構として提案。ビットコイン 10年前の分析。
ウェイ・ダイがアダム・バックへ返信。b-money はニッチに留まると認め、政府の暴力独占を差し引きでプラスと見る政治的変化も明かした。
ウェイ・ダイの LessWrong コメント。ビットコインの金融政策は失敗と論じ、2008 年のサトシのレビュー依頼に返信しなかったことを後悔。