いく​つかの​考え... — IP 送金に​対する​中間者攻撃

2 台のコンピューターアイコンをつなぐネットワーク経路の途中に黒いシルエットの人物が立ちはだかり、封筒型のデータパケットを奪い取っている様子を描いた図。下部には注意を促す枠と、対策を示す帯状のバナーが配置されている。

新しいメールスレッドにおいて、プロのセキュリティ研究者であるトランメルは、ビットコインのネットワークプロトコルに対する詳細な分析結果を報告した。自分自身に送信したトランザクション中にパケットトレースをキャプチャ・分析し、プロトコルがトランザクション名やコメントを含む一部の情報を平文で送信していることを観察した。

続いてトランメルは IP 送金機能に対する徹底的なセキュリティ分析を提示し、中間者攻撃に対する根本的な脆弱性を特定した。

ダスティン・トランメルのメール(2009年1月15日 00:05 UTC)

IP トランザクションの場合、ビットコインクライアントは接続先の IP が本当にトランザクションの意図された受信者であると信頼しているようだ。中間者攻撃を仕掛けて受信トランザクションを盗むのはかなり容易である。

ローカル LAN 上での ARP ポイズニングを用いた具体的な攻撃シナリオを説明し、この脆弱性が ISP 管理者を含むネットワーク経路上のあらゆるホップに及ぶことを指摘した。

トランメルの推奨は明確であった。

ダスティン・トランメル

意図された受信者のアドレスとしてネットワークアドレスの使用を許可しないことを推奨する。常にビットコインアドレスを要求してトランザクションを行う方がより安全だと思う。

また、代替案として、ノードがビットコインアドレスに関連付けられた IP アドレスを検索できるネットワークベースの名前解決サービスを提案した。認証には既存の鍵ペアを用いる。

このメールは、ビットコインソフトウェアに対する最も初期のセキュリティ監査の一つとして重要である。IP 送金機能はトランメルが提起したようなセキュリティ上の懸念も一因となり、最終的にビットコインから削除された —— 2010 年半ばには、サトシ自身がマルッティ・マルミに、アドレスベースの送金が既にそれに取って代わったと伝えている

原典の外部ソース

https://en.bitcoin.it/wiki/Source:Trammell/Nakamoto_emails
2013 年 11 月にダスティン・トランメルにより公開

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