
サトシ・ナカモトが誰なのかは、いまだに分かっていない。Newsweek は違う人物を名指しし、HBO はドキュメンタリーを作り、ニューヨーク・タイムズは独自に調査し、英国の裁判所はクレイグ・ライトが主張を支えるために大規模な証拠偽造を行ったと認定した。米国政府にまで情報開示請求が及んでいる。それでも決着はついていない。この記録の続きが、ここから始まる。
サトシと正体
クレイグ・ライトは自分がサトシだと証明したのか
英国の裁判所が下した結論は逆で、主張を支えるために大規模な証拠偽造を行ったと認定された。
サトシは一人ではなく複数人だった可能性はあるか
あるドキュメンタリーは 2人の協力者が作業を分担したとするが、時期の整合性には異論もある。政府側は別に「4人と面談した」と発言している。
サトシはなぜ姿を消したのか
記録が示すのはいつ消えたかであって、なぜかではない。撤退の兆しは最後のメッセージ前後の出来事より 7 か月前から現れていたが、偶然であって原因ではないと読まれている。
サトシの保有量と活動
サトシのビットコインは一度でも動いたことがあるか
ほとんど動いていない。複数の独立分析(Lerner、Whale Alert、Lopp)はいずれも、動いたのはごく一部(サトシがマイニングしたブロックの約 0.09%)だとしており、残りはマイニング以来動いていない。
ビットコインの設計
量子コンピューターはビットコインを壊すのか
現存する量子コンピューターでは壊せない。移行案(BIP 360)はまだ草案段階で、脅威の一部にしか対応しておらず、開発者間の合意もない。
初期の人々と取引
ビットコインを最初に買ったのは誰か
NewLibertyStandard が 2009年10月、マルッティ・マルミに 5.02 ドルを支払って 5,050 BTC を買った。
ビットコインでピザを買った人は今どうしているのか
ラズロ・ハニエツは今もソフトウェア開発者で、後悔はしていないという。2018年には Lightning Network を使って再びピザを購入する実演も行った。
初期史の出来事
ビットコイン史上最大のバグは何か
2010年8月15日、一つの取引が 1,840 億 BTC を生み出した。サトシは事件発生から約 5時間でパッチを出したが、完全な無効化は事件発生からおよそ 15時間後だった。
ここに無い疑問を持って来た読者へ。本アーカイブを検索すると、この先も数千件の一次資料と読み解きがある。本稿はその入口の一つにすぎない。

















