2.13.4. 「暗号は政府にどんな影響を与えるのか」
- 大きな話題で、1987年の終わりから考え続けている。そのとき私は、公開鍵暗号と匿名のデジタル現金の仕組み、情報の市場などが、私たちの知っている政府の終わりを意味すると気づいた。(私はこの成り行きを「暗号無政府主義」と呼んだ。誰もがこれを好むわけではない。だが、それはやって来る。しかも速く。)
- NYTの記事の言い方を借りれば、「NSAを廃業させる」
- 諜報は変わりつつある。一つ例を挙げれば、「デジタルの隠し場所(デッドドロップ)」だ。どんなメッセージも、リメーラーを使って追跡できない経路で送り、……そのうえで、旧ソ連を含むほとんどの国で読めるニュースグループに、暗号化した形で投稿できる。つまり、田舎道のある木のそばに、コーラの缶に入れたマイクロフィルムを置いていくという昔ながらのやり方、遅れと危険と面倒に満ちたやり方は、もう時代遅れだ。同じメッセージを、自宅でくつろぎながら、安全に、追跡されずに送れる。なりすましや偽情報を防ぐデジタル署名まで付けて。このスパイは、オーロラ計画に携わるロッキードの社員かもしれないし、ウーメラの信号諜報の担当官かもしれないし、モトローラの不満を抱えたチップ設計者かもしれない。(そう、対抗策は、個人用のコンピューターに触れることを制限し、そうした暗号の機能を持たない標準のソフトウェアだけを動かさせることだ。そうした禁止は、機微な職にある人にはすでに適用されているかもしれないし、いつか雇用の条件になるかもしれない。)
- 資金洗浄
- 徴税。国際的なコンサルタント。永遠の旅行者。仮想企業。
- テロ、暗殺、犯罪、三合会、ヤクザ、ジャマイカ人、ロシアン・マフィア……仮想のネットワーク……デジタルになったアーリアン・ネーション
