ビットコイン・インスティテュート

ecashプレスリリース

DigiCash 1994年5月26日13:51 UTC
DIGICASHプレスリリース
コンピューターネットワーク越しの、世界初の電子現金の支払い
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即日発表
(発表日:1994年5月27日)
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電子現金の技術を使い、任意のパソコンから任意の別のワークステーションへ、メールやインターネット越しに支払う実演が、初めて行われた。「データベースの利用料を払う、ソフトウェアやニュースレターをメールで買う、ネット越しにコンピューターゲームで遊ぶ、友人から貸していた5ドルを受け取る、あるいはピザを注文するだけでもいい。可能性は本当に限りない」と、DigiCash TMの専務取締役デビッド・チャウムは言う。チャウムは今週ジュネーブで開かれた最初のワールド・ワイド・ウェブの会議の基調講演で、この製品を発表し、実演した。

電子現金は紙の現金と同じプライバシーを持ちながら、電子ネットワークの環境に求められる高い安全性を、公開鍵暗号の革新だけで実現している。「これはソフトウェアだけの、初めての解決策だ。これまで私たちは、ICカードや電子ウォレットのための、この種の現金を先駆けて作ってきたが、価値を蓄えるには必ず耐タンパー性のチップが要った。今はソフトウェアをダウンロードするだけで、すぐに使える」とチャウム博士は続ける。

製品は、Microsoft(R) Windows TM、Macintosh TM、たいていのUNIX TMの環境で動く。インターネットとワールド・ワイド・ウェブで、データベースやメールなどのサービスを使う人々に最もよく使われているソフトウェアであるMosaicに組み込んだ形で公開された。画面では、硬貨の山、領収書、記録簿などを表すアイコンを、直感的に「ドラッグ・アンド・ドロップ」できる。

同社はこの技術を、各種の協力や試験の枠組みのもとで製品を出す他社を通じて提供する。支払いと受け取りの両方ができる利用者向けのソフトウェアは、無料で配る。

製品は、DigiCash TM Corporationが全額出資するオランダの子会社DigiCash TM BVが開発した。同社が先に出した道路料金の製品とも関係しており、これは自動の道路料金徴収で世界をリードするテキサス州ダラスのAmtech TM Corporationにライセンスされている。このシステムでは、車内に取り付けたスマートカードの読み取り機から、高速道路を全速で走りながら、プライバシーを保った形で道路の利用料を払える。チャウム博士が議長を務める、EUの支援するCAFEプロジェクトの方式も関係している。こちらは電子ウォレットに差し込む耐タンパー性のチップを使う。

基盤となる「ブラインド署名」の技術は、デビッド・チャウムの記事「Achieving Electronic Privacy」(Scientific American、1992年8月号)で説明されている。

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