ビットコイン・インスティテュート

Re: Bitcoinの​鋳造は​熱力学的に​逆説的

人物: pyrrhos
pyrrhos 2010年8月6日09:37 UTC

鋳造は、金鉱で金を掘るようなものだと見るべきだ。これも同じようにエネルギーと資源を無駄にしていて、金の供給を増やすので、実際には誰の得にもなっていない。もちろん掘る本人は別で、だからこそ、掘った金の値段が掘るのに要る資源のコストを上回るかぎり、人はいつまでも金を掘る。だが、この難しさこそが金に希少性を与え、ひいては価値を与えている。

同じように、ビットコインがもっと広く使われ、(新しいものに加わる好奇心や楽しさや興奮に動かされるのではなく)経済の理屈に沿って動くようになれば、ビットコインを1枚作るための電気代(ドルでも、それに相当するビットコインでも)が、作られたビットコインの価値を上回ることはない。そうなれば、多くの人は経済的に割に合わないので生成を止めるだろう(私はもう止めた!)。ありがたいことに、金の採掘と違って、この振る舞いはビットコインを作るコストを妥当な水準(生成されたビットコインの価値より下)に合わせていく。

長い目で見れば、ビットコインの鋳造は、いずれハッシュの計算に特化した専用のハードウェアを持つスーパーノードに任されることになると私は見ている。汎用のPCを持つ誰よりもはるかにうまくやれるだろう。金を掘る専用の機械と同じだ。

だから、コストなしに希少性を生む仕組みが見つかればいいという点ではあなたは正しいが(それができるのかは分からないし、できそうにない)、コストは確かに、作られたビットコインの価値と結びついていて、それより小さい。しかもこれは自己調整する仕組みで、作るコストが上がるのは、ビットコインを使うことが実際に価値(使いやすさや匿名性など)を加え、それだけの値打ちがある場合だけだ。 だから作るコストは成長を妨げるものではなく、むしろビットコインを使うことが加える価値の目安だ。

おもしろい注:この理屈で言えば、鋳造のコストは2100万ビットコインを少し下回ることになり、今のビットコインの値段だとおよそ100万ドルだ。


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