Hashcash の引用とビットコインホワイトペーパー草稿

サトシ・ナカモトによる現存する最古のメール。アダム・バック宛に、Hashcash を下敷きにした論文を近く公開する旨を伝え、起草した引用形式の確認を求めた。

[A. Back, "Hashcash - a denial of service counter-measure,"
http://www.hashcash.org/papers/hashcash.pdf, 2002]

メールの中核的な一文は次の通り。

あなたのHashcash論文を引用した論文を公開する準備をしているところで、引用が正しいか確認したい。

サトシは「Electronic Cash Without a Trusted Third Party」 という暫定タイトルのプレリリース草稿へのリンクを添付した。この原稿は後に「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」 へ改題され、暗号学メーリングリスト用の草稿として公開された。要旨はそちらの正典に収録されている。

このメールはサトシとサイファーパンク運動の中心人物との間で記録に残る最古の直接接触であり、サイファーパンクからの独立した到達についての分析を支える一次資料の一つである。サトシは二日後にウェイ・ダイにも直接書き送っている(2008年8月22日サトシ → ウェイ・ダイ)。

原文ソース

https://bitcoinmagazine.com/technical/bitcoin-adam-backs-complete-emails-satoshi-nakamoto

他のアーカイブ

  • COPA v Wright Trial Evidence (このメールは 2024年2月、ロンドンで行われた COPA 対クレイグ・ライト裁判において証拠として提出された。アダム・バックが証人陳述書の一部として完全なメールチェーンを提出した)