WikiLeaks が​ビットコインでの​寄付受付を​開始

暗い背景の中、赤い棒で遮断されバツ印の付いた決済アイコンが並び、金色から青緑色へ変わる曲線がその遮断線の下をくぐって硬貨を乗せた書類へと届く様子を、経路上の二つの丸い日付マーカーとともに描いたインフォグラフィック風のイラスト。

2011年6月14日、WikiLeaks はツイートした:

WikiLeaksの投稿(2011年6月14日 23:12 UTC)

「WikiLeaks は 1HB5XMLmzFVj8ALj6mfBsbifRoD4miY36v で匿名のビットコイン寄付を受け付けるようになった」

これは 2010年11月の CableGate スキャンダルを受けて WikiLeaks に課された金融封鎖の後のことだった。Bank of America、Visa、MasterCard、PayPal、Western Union がすべて同組織への寄付を遮断し、収入の推定 95%を断ち切っていた。

6 か月前の 2010年12月5日、サトシ・ナカモトは WikiLeaks のビットコイン採用に対してコミュニティにこう警告していた

サトシ・ナカモトの投稿(2010年12月5日 09:08 UTC)

「プロジェクトは徐々に成長する必要がある。その過程でソフトウェアを強化できるように。WikiLeaks へ訴える。ビットコインを使うのはやめてくれ。」

WikiLeaks はサトシの懸念を尊重し採用を延期した — 注目すべきは、この発表がサトシの最終的な退場から 2 か月後だったことだ。この 12 月 5 日の反対表明は、サトシの段階的撤退の一過程としてサトシ匿名性のアーキテクチャ分析でも扱われている。

ビットコインは WikiLeaks の生命線となった。2016年までに、同組織はビットコイン寄付を通じて 4,000 BTC 以上を集めた。ジュリアン・アサンジは後にこう述べた。

ジュリアン・アサンジからの引用

「アメリカ政府は我々にビットコインへの投資を強制した — 金融封鎖のおかげで。我々は 50,000%のリターンを得た。」

これはビットコインが検閲耐性のある通貨として広く注目を浴びた最初の場面だった。しかもそれが起きたのは、WikiLeaks に使わないでくれと頼んだ当のサトシが、もう異を唱えられなくなってからのことだった。

アサンジ自身、WikiLeaks 創設の 10年前にあたる 1995年12月から、サイファーパンクのメーリングリストに「Proff」の名で投稿していた初期参加者だった。一方サトシは、同じ思想の核心に独自にたどり着きながら、このメーリングリストへの参加記録は残っていない