Google のエンジニアで初期のビットコイン貢献者となったマイク・ハーンは、2009年から 2011年4月にかけてサトシ・ナカモトと一連のメールを交換した。ハーンはビットコインのホワイトペーパーを読んでプロジェクトに興味を持ち、最初にサトシに連絡を取った。
彼らのやり取りの中で、サトシはビットコインの将来に関する技術的な側面について議論した。システムのスケーリング方法、簡易決済検証(SPV)クライアントの仕組み、そしてマイニングが CPU からより専門的なハードウェアへと進化していくことについての展望などが含まれていた。
2011年4月20日、ハーンはサトシに直接こう尋ねた。
「コミュニティに(例えばコードレビューのために)いつか戻ってくるつもりはないか?それとも永久に表舞台から退くつもりなのか?」
その三日後、サトシはこう返した。
サトシ・ナカモトのメール(2011年4月23日 15:40 UTC)「他のことに取り組むことにした。ギャビンたちに任せれば、安心だ」
これは、サトシが沈黙する前の最後のメールの一つとして知られている。
ハーンは後に 2017年8月にこの往復書簡の全文を公開した。
本 2011 年 4 月 23 日のやり取りはサトシ最終既知メールエントリによって上流の記録として扱われる。同エントリは 4 月 23 日のハーン宛別れと 4 月 26 日のアンドレセン宛アラートキー移譲を、サトシの公的通信を閉じる「別れの対」として組み合わせて記録する。