Byrne: ビットゴールドはもはや、解かれたパズルの希少性によって裏付けられているのではない。高性能計算を専門とするコンピューターのハードウェア、電力、プログラマーの希少性によって裏付けられているのだ。言い換えれば、それは非常に非効率で無駄の多いバスケット商品本位制に成り下がっている。
ビットあたり、あるいは CPU サイクルあたり、パズル 1 件あたりで見れば、技術が向上するにつれて、あるいは SETI@home を BitGold@home に置き換える人が増えるにつれて、ビットゴールドのコストは急速に下がりうる。だからこそ、ある週に生成されたビットは、金の原子とは違って、翌週に生成されたビットと交換可能ではない。その問題の解決策は、上の投稿で説明したとおりだ。裁定取引、プーリング、そしてトランチングである。ビットゴールドの標準単位はトランチであり、たとえばある週内に生成された(パズルが解かれた)ビットのプールのトランチを指す。
ビットゴールドは常に解かれたパズルの希少性によって裏付けられているが、ある週のパズルの解の供給量は、次の週の解と等しいわけではなく、したがって価値も等しくない。仮に第 52 週に第 51 週の 10 倍のパズルが解かれたとすれば、それらは第 51 週のパズルの価値の約 10% で値付けされ、標準プールを作るには 10 倍のパズルが必要になる。プールの供給量は週単位に基づく。第 2 週は第 1 週に対してプールの供給量を倍にするが、第 100 週になると、どれだけ多くのパズルが解かれようと、プール全体の供給量を 1% しか増やせない。
これはすべて、金の採掘よりも無駄が多い。ビットゴールドの生成に費やされた CPU サイクルは、商品本位の通貨を使う大量の取引にわたって償却される。ちょうど金採掘のコストがそうであるように。有用であるためには、金もビットゴールドも、金採掘や CPU 稼働に費やされる以上に、利用者の取引コストを節約できなければならない。両者とも、価値の保存手段および交換媒体として、あるいは同じことをする部分準備通貨の裏付けとして、取引コストを節約する。しかしビットゴールドは、金よりも高いセキュリティと低い保管コストなどをもって、これらの貨幣的機能を果たすことになる。
これはどれもあまりに分かりにくく、(一)たいていの人はじっくり腰を据えて自分でよく検討しなければ理解できないだろうし、(二)実験的な市場というデモがあれば大いに役立つだろう――たとえば、実システムに必要となる複雑なセキュリティの代わりに、信頼できる第三者を置くといった形で。誰かコードを書いてくれないか?