サトシからハル・フィニーへ:自分のホストでは incoming 接続を受けられない旨を伝える(2009-01-10)

ビットコインネットワークの最初期に送られたこのメールで、サトシは技術的な制約を明かした。

残念ながら、今いる場所からは外部からの接続を受け付けることができず、そのせいで作業がより困難になっている。

この告白は、サトシがファイアウォールまたは NAT の背後で運用しており、ポート 8333 への外部からの TCP 接続がブロックされていたことを示している。そのため、サトシ自身のノードは他のピアへの発信接続に依存せざるを得なかった。ノードがわずか数台しかなかったネットワーク黎明期において、デバッグやテストをより困難にしていたはずである。「今いる場所」(“from where I am”)という表現は、リリース週におけるサトシの公開活動の濃密さと併せて、サトシのリリース期環境分析で詳しく検討されている。

メールヘッダーには UTC+8 のタイムゾーンが含まれており、サトシの所在地に関する憶測を呼んだ。しかし、Chain Bulletin のジャーナリスト、ドンチョ・カライバノフは、UTC+8 のタイムスタンプがサトシのローカルマシンではなく、AnonymousSpeech.com のメールリレーサーバー(1996年から東京に設置され、Asia/Hong_Kong タイムゾーンを使用)に由来するものであることを実証した。

このメールは、ハル・フィニーの個人コンピューターのファイルから復元された非公開メールの一部である。フィニーは「Bitcoin and me」の投稿で、より広範なやり取りについて次のように述べている。「その後数日間、サトシとメールのやり取りを続けた。主に私がバグを報告し、彼がそれを修正するという内容だった。」これらの非公開メールのうち公開されたのは 3 通のみであり、残りはフラン・フィニーが 2014年3月にジャーナリストのナサニエル・ポッパーに提供したファイルの中に存在すると推定される。

原文ソース

https://www.coindesk.com/markets/2020/11/26/previously-unpublished-emails-of-satoshi-nakamoto-present-a-new-puzzle

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