サトシ・ナカモトの投稿(2010年7月17日 22:29 UTC)決済処理業者は多くのノードと接続を持っている。トランザクションを受信すると、それをブラストし、同時にネットワーク上の二重支払いを監視する。多数のリスニングノードのいずれかで二重支払いを受信した場合、そのトランザクションが不正であることを警告する。二重支払いのトランザクションは、リスナーの 1 つに検出されずに遠くまで伝播することはないだろう。二重支払い者はリスニングフェーズが終わるまで待たなければならないが、その頃には決済処理業者のブロードキャストがほとんどのノードに到達しているか、伝播において非常に先行しているため、二重支払い者は残りのノードの大部分を獲得する見込みがない。
これは良い出発点だが、まだ完璧ではない。この種のセキュリティは、ノードの大多数(結局のところ IP の大多数)が正直であるという事実に依存している。しかし、攻撃者が多くの IP アドレスを集めることができれば、伝播を制御でき(例えば、自動販売機でのトランザクション情報の転送を拒否するなど)、二重支払い攻撃を成功させることができる。これは Bitcoin の核心的な新しいアイデアに立ち戻る:真実は IP ではなく計算能力によって投票される。
飲み物 1 本のためにはこの攻撃は経済的でないように思えるかもしれない。しかし、代わりにマシンが少額のギフトカードを配り、攻撃が何千回も(おそらく同時に協調して)行われると想像してみてほしい。すると、その IP ブロックのコストは攻撃者にとって格安になるかもしれない……
より高額な商品(多額のギフトカード)については、ビジネスはトランザクションを信頼するリスクが許容できるか、それとも承認を待つかを判断しなければならない。ほとんどのビジネスは、誰かが頻繁に騙し取り始めない限り、リスクを取ると思う。現実世界での類似は小切手だ。多くのビジネスが小切手を受け取っているが、本物かどうか判定するのに数日かかることがある(小切手をスキャンしてデビットとして処理する場所を除いて)。リスクのため小切手を受け取らないことを選んだビジネスもあれば、小切手で支払うために追加情報(運転免許番号、生年月日など)の提供を求めるところもある。
もし俺が自販機ビジネスを運営していたら、(今日と同じように)大多数の顧客は俺を騙さないと想定し、検証なしでトランザクションを受け入れるだろう。もちろんサトシの「十分良い」チェックは使う。より高額な商品については、顧客にトランザクションの検証を待つ気がないなら、登録や州発行の ID 提示を求めるかもしれない。