Re: [4+ EH] Slush Pool (slushpool.com); Overt AsicBoost; 世界初のマイニングプール

人物: RHorning
ribuckからの引用(2010年11月28日 14:07 UTC)
RHorningからの引用(2010年11月28日 07:11 UTC)

……数十個ほどの軽減ハッシュを受け取った後で、ネットワークの難易度が急激に跳ね上がる、というタイミングでハッシュをリクエストしてしまった場合の話だ。これはハッシュファームサーバーの「オーナー」にとって潜在的な責任問題となり得る。「利益率」に大きく影響するからだ。

すまない、誤解しているようだ。サーバーの運用者は、勝ち取ったブロックに対して提出された軽減ハッシュにのみ報酬を払う。他人が生成したブロックに対して提出された軽減ハッシュには支払いはない。

難易度はブロックの途中で変わることはない。常に既知の時点で変わり、現在の難易度も常に正確に分かっている。だからここにリスクはない。

確かに自分の理解には誤りがあったようだ。ただ、勝ち取れなかったブロックに対して計算されたハッシュという観点では、別の副作用がある。それも明らかに「proof of work」の一種で、少なくともプールへの貢献努力を表している。ハッシュ計算という「誠意ある努力」が報酬なしで終わるべきだとは個人的には納得しきれない。だが、それも明らかにプールの「ルール」の一部となるだろう。事前に全員が合意していて、この点が明確であれば、その面では大きな問題は感じない。

しかし、成功し得るハッシュを除外すると、弱い参加者を追い出す傾向が出てくるだろう。また、現在のブロックに対する部分ハッシュ成功数に対して、実際に「勝ち取った」成功ブロック数は 1/40 の比率よりかなり少なくなるため、統計的にはサーバー運用者に有利な大きな偏りが生じると思う。こうしたプール構成では、より平凡なクライアントを使う場合、これらのルールでは成功したブロックハッシュに対して一人だけが報酬を得るのが普通になる、という状況が想像できる。別の言い方をすれば、平均すれば、こうしたルールのプールに加入するメリットは全くなく、ネットワーク本体で直接コインを生成した方がよほど効率的だ、ということになる。

繰り返すが、自分はあくまで自分の統計の理解に基づく推測をしているだけなので、実際の統計データをぜひ見てみたい。

サトシ・ナカモトの投稿(2010年11月28日 16:03 UTC)

新規ユーザーはBitcoinソフトウェアそのものすら必要ないことになる。マイナーをダウンロードし、mtgoxやmybitcoinでアカウントを作り、預け入れアドレスをマイナーに入力して、誰かのプールサーバーに向ければよい。マイナーが何か見つけたと言えば、しばらくして数コインが彼らのアカウントに現れる。

マイナーの作者は、ニアヒットで決して偽陽性を出さないようにしないといけない。ユーザーは、プール運用者にだまされていないかを確認するためにこれを当てにするからだ。マイナーが誤って何か見つけたと言えば、ユーザーはアカウントを確認し、何もなければプール運用者に怒りをぶつけるだろう。

「ニアヒット」を検証する際は、現在のルールに対して、ただし軽減された難易度で検証することになる。そのようなニアヒットが実際に成功ハッシュである統計的可能性もある。コインファームの「クライアント」の中で、ヒットについて「偽陽性」を継続的に報告するものは、ほぼ即座にそれと判定され、トロール扱いされ、もちろん報酬を得ることも認識されることもなく、サーバー運用者としてはそうしたクライアントをまとめてブラックリスト入りさせるか、少なくとも接続を切ることが利益となる。

それでも、マイナーの作者がこうした偽陽性を生み出すようなものを作ってはいけないという点については、サトシの言いたいことは分かる。これはマイニングクライアントに関しては、通常の経済理論で解決される問題だ。通信プロトコルだけを実装していて結果を出さないソフトウェアパッケージを作る者がいれば、そのユーザーはすぐに離れていく。

ここで気に入っているのは、Bitcoin ソフトウェア自体をインストールすることなく、自分のコンピューターにマイナーを入れられるというアイデアだ。これは、その気になれば携帯電話やその他のデバイスにマイナーを入れることすらできる、ということでもある(もちろんバッテリー寿命を食い尽くす代償はあるが)。コインを採掘する潜在的な方法を一気に広げ、この活動に参加できる潜在的な CPU のプールを拡大することにもなる。